プハン(カッピング、吸い玉)はどんな時に使うと良いでしょうか。
体験談と共にご紹介します。
プハンをすると起こる身体の変化
まず、プハン(カッピング、吸い玉)をするとどんなことが起こるのでしょうか。
マッサージのように押すのではなく、プハン(カッピング、吸い玉)は引っ張る(吸引する)刺激です。
1)皮膚から気泡が出る。
簡単に言うと皮膚呼吸を強制的にさせて、体中に酸素を行き渡らせます。
2)赤い跡で治癒力を上げる。
赤い痕(色素反応)は、陰圧によって弱った血管の外に引き寄せられた赤血球を分解しようとし続けるので、その間自然治癒力が爆発的に活性化されます。
3)血管に良い効果。
色素反応を起こすことで、新旧血液の入れ替わりを促進します。血行促進した結果、老廃物の分解も促進、固くなったり弱くなった血管がどんどん蘇ります。
4)吸引によってストレッチ。
プハン(カッピング、吸い玉)の吸引は皮膚のみならず筋肉や靱帯に及び、ストレッチ効果があります。これにより歪んだ身体や背骨の曲がりを修正できます。
なるほど薬ができるまでの間、医療として使われていただけの効果が並びますね。
色素反応は、プハン(カッピング、吸い玉)を続けることで段々出なくなってきます。
血管が鍛えられ、赤血球が血管の外に出なくなっているからです。一ヶ月くらいが平均ですが、この頃から体質が変わってきているのを感じることができると思います。
まれにですが、全く痕が付かない場合もあります。それは血行が悪すぎたり、貧血の時です。これはプハン(カッピング、吸い玉)を続けることにより、血行促進して逆に段々と痕が付くようになります。
もちろん個人差があります。
どのくらいの頻度や時間で使うもの?
弊社のプハン・バイオ・カッピングセットには、詳しい使い方説明書、DVDがついてきますが、他社製のプハンについては分かりませんので、詳しくはそのプハン製品についてくる説明書をお読みになると良いと思います。
弊社がおすすめする使い方には大きく分けて3つあります。
1,短時間(1〜12分)皮膚を吸う
2,長時間(〜1時間)皮膚を吸って水疱を出す
3,瀉血と1の組み合わせ
1,はプハン(カッピング、吸い玉)の基本です。プハンで皮膚を吸うと、もろくなっている血管のみに適度な傷がつき、赤い丸い痕がつきます。この赤い痕を消していこうとする力は自然治癒力とも呼ばれます。
初めてプハンをする時には、普通の体調の方で、カップ8個以内、5分以内の吸引に留めて下さい。体力がない方は2,3分付けるだけでも十分です。
プハン(カッピング、吸い玉)の刺激は強いものです。徐々に刺激にに慣らしていき数や時間を増やしてみてください。
2,や3,の使い方は上級編です。
使い方説明書やDVD、また日本のプハン普及会が開催する使い方講座などでもお伝えしています。
また、最初のうちは強い赤みの痕がついていても、毎日使うと数ヶ月で痕が出なくなります。そうなるとあなたの体の状態はかなり良くなったと言えます。一日二回まで、毎日続けてみてください。
最初から痕がつかず、かえって痕が白く見える場合は、血行不良、貧血、冷え症の可能性があります。
注意と禁止事項
- 眼球、鼻、口、耳にプハン(カッピング、吸い玉)をしないでください。妊娠初期の腹部腰部は避けてください。
- 血液が固まらない病気の方、ワーファリンなどの薬を飲んでいる方、医師にプハンを禁止された方は行わないでください。
- 体調が良くない方は、多く付けすぎると怠く眠くなったり、時には高熱がでることがあります。ちょうど良い刺激量についてご理解の上ご使用ください。
- 血液を媒介して感染する病をお持ちの方は、ご自分用のカップを用意して、他の方との共用はお避け下さい。
- 耐えられないほどの痛みを感じるまで吸引して我慢することは無意味ですのでお止めください。
- 不安を感じる箇所にはプハンをつけないでください。
- 希望しない人にプハン(カッピング、吸い玉)を付けないで下さい。
プハン(カッピング、吸い玉)で起こる身体の反応
3種類の反応が考えられます。
1,お風呂上がりのように心地よい →刺激量が丁度良い
2,変化を感じない →刺激量が足りないので、カップ吸うと吸着時間を増やす
3,怠い、眠い、熱まであるような感じ →刺激量が多すぎる。まずは吸着時間を半減してみましょう。
自分の身体に丁度良い刺激量を探してみてください。
また病気が治るのかという質問もいただきますが、病への対応はご自身でご判断ください。
上記のような内容も含めて、私たちがオススメするプハン・バイオ・カッピングのセットには、詳しい使用説明書とDVDがついています。また、日本のプハン普及会ではプハン(カッピング、吸い玉)をより深く学びたい方、プハン(カッピング、吸い玉)のサロンを開業したい方向けの講座も開催しております。